07 December 2011

5, Be Specific!! go into mind

ピクサークラスも残すところあと一回です。今日は、今回の課題で自分がとても役にたったマーク(ピクサークラスを教えている一人)に言われた事を書きます。あ、ちなみにこの人です。クラスを振り返って毎回のクリティークで何度も何度も言われていた事があって、それが"Be specific!!"です。もっと具体的に!!って事だと思います。これは多分アニメーションの色々な部分で役に立つと思います。例えば、



自分が好きなマペットショーのRowlf the dog ですが、これのあえて25秒の月を二度見するところまで。ここまでのアクションで何が起きているかを書くときに、

ピアノを弾く

で、今までなら終わっていたと思います。実際にこれに沿ってアニメーションを作るとしたら、2~3つくらいのポーズをランダムに入れて、生きているように見せて、呼吸を入れて終わりだったと思います。でも、マークの言う、"Be Specific!!"とは、

どういう風にピアノの弾いているの?手の形は、体の全体的な形は?体のテンションはどこにあるの?それともリラックスしてるの?どういう感情でピアノ弾いているの?感情の変化はあるのか?

それからアクションビートも色々と違うものが見えてきます、最初に鍵盤を叩く時にはすごいシャープに力強く、そこからスムーズに流れていって、頭も微妙にリズムに乗って上下に動いているのが見えます。そして、17秒あたりから、軽く自己陶酔気味に頭を左右に振りながら上げて、(このキャラクタにまぶたがあればここで閉じてると思います。)22秒くらいまでフラット、そしてそこで再び強いタッチで鍵盤を叩く。

単純に眺めているだけだと、ピアノを弾く(ストーリーボードだとこれで終わりだと思います。)だけのものの中にこれだけの要素が入っています。

そして、このクリップの素晴らしい点は、この前半に表現している感情(ちょっと優雅に自己陶酔してる感じでピアノを弾いている)が、後半のギャグのコントラストになっていて、面白さを増しているという点だと思います。つまり、この前半が後半のアンティシペーションになってると思います。

あと、もうひとつ自分がこのクリップで一番好きなところを書きます。それは、このキャラクタが、月に見とれてからの、00:30からのところです。

これも単純に演技のアイディアとしては、音が外れて、それに気づいて驚く。というだけですが、

一旦目線を正面に持ってきて、ちゃんと音を聞いてからのタイミングで、鍵盤を見て、驚く。それから、楽譜を一旦見て、やばい、えっと、えっとみたいな感じを、鍵盤の二度見で表現していて。その後の楽譜で今の場所を探しているところも、演技にバリエーションを入れて、焦っている感じをよく出していると思います。

こんな感じで、自分はアニメーションを始める前に、演技、ポーズをどういう風に持っていくか考えるようにしています。"Be Specific!!"


Happy Animating :D

2 comments:

  1. I like this article very much! a very specific analysis on how to be specific. :D i think the muppet show is a good source of reference since the muppet has limited facial expressions and rely heavily on their body movement to convey the idea. Aka. "specific" actions. Thanks for sharing Ryo!

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  2. Yes!! You are totally right!! sorry for posting in Japanese I was just writing this to myself and some Japanese friends but it's great that you can read it :D I will keep posting those stuff

    by the way, you can post anything on the blog animationdailies, I want to see what you post there :D

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