27 November 2011

1, it's all about character

最初の記事にしては最適すぎるタイトルだと思う。自分はアニメーション、アニメーターって呼ばれるときにキャラクターをつけて、キャラクターアニメーターって強調してる。アニメーションとキャラクターアニメーションの違いは、アニメーションは、物が動けばアニメーション。たとえば四角い箱が、右から左に動けばアニメーション。キャラクターアニメーションは、まさにillusion of life、命を吹き込むって事だと思います。ジョン・ラセターのLuxor, Jrはすごいいい例だと思います。オブジェクト自体は、ただのランプ。だけど、そこに動き・ポーズを付けることで、生きてるように見せるってことですね。


なんで、このことについて書こうかと思ったかと言うと、先週、トムのクラスの中で自分の今までのモヤモヤを一気にトムにぶつけてみたことがあって(あれ自分こんなに英語話せたっけってくらいもう一気に全部ぶつけた)。自分がトムにした質問は、

たまに、すごいうまいアニメーションを見ることがあって、自分と大きな差を感じるが、自分ではそれが何なのかわからない。でも確実にそこに差はあって、確実にうまい。

それは一体なんなんだ!!

っていう質問。

結論から言うと、(まだ自分でも確信は無いけど、多分結構自分が感じるにそれに一番近いと思う。)it's all about character だと。

キャラクターっていうのは、つまり、生きているって事。街に出て、歩いている人を観察すると、いかに人間というのは十人十色かとびっくりする。それは、仕草だったり行動だったり。それで、その仕草、動き、ジェスチャーから、その人の性格まで見えてくる。アニメーションではそこを見せること、それが重要。それが、どうやらキャラクターアニメーションらしい。Luxor.Jrを見てみて気付かされるのは、

あれ?誰が小さい方が子供って言ったっけ?

誰も小さい方が子供とは言ってないし、どこにも書いてない。でもこれを見た人ほとんど全員が、この2人のキャラクターの関係性だったり性格が伝わってる。それは大きさっていうのもあるけど、動きを見たらやっぱり大きさだけじゃなくてその演技によって伝わってる部分が大きい。そういうこと。3Dアニメーションっていうと、滑らかな動きとか、気持ちいいタイミングとか、カーブについての事が良く書かれてるのを見るけど、自分が好きだったり、うまいなーと感じるのはこういう、基礎的な(2Dとか3Dとか関係なく、アニメーションとしての基礎)ところがしっかりしてるものを見たときに感じます。

つまり、タイミングだったりポーズだったり、アニメーションのプリンシパルと言われるのは、そこをサポートするためにあるものだと思います。

あまり、技術的なことでは無いですが、自分は3Dでアニメーションやってるとこういう事を忘れがちになってしまうのであえてこのテーマを最初の記事にしました。

Happy Animating :D

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